帰る場所

前回の記事に情けない追記をした。チケットは公開時点で手元になかった。

 

夢中になれる趣味があって、気が合う仲間がいて、生きていてくださって本当によかった。もう死んで欲しいなんて思わない。どうか健やかにいてほしい。

あなたがくれた熱と褒めてくれた声が自分の全てなので、この肉体を形見として自分も生きていく。

神様のポジションから引きずり下ろしきれたかはわからないが、回を重ねるたびに、もうこれが最後だ だけではなく また会えたらいいな、と思ってしまっている自覚がある。いつか終わりは来るだろうが、会いに行ける神様にしてしまっている。

もしまた向こうから連絡があれば、彼女さんでもできるまでの間、暇潰し相手にしてくれればと願ってしまう。自分がしてしまったことを棚に上げて、誰でもいい の 誰でも に入ろうとしている己に酷く嫌悪感が湧くし、相手がどう思っているかは分からないが、ある優しさには甘えさせていただく。

 

谷川俊太郎先生の詩「頼み」に、「(前略) 行かせてくれ俺を (中略) あの女の上へ」という一節がある。現実に耐えられなくなった時にはいつも思い出す。私が帰る場所はあなたの腕の中にしかない。目を閉じれば行ける。行かせてもらう。