なんとなくわかってしまった。
同じステージには上がれない。
ここはボーナスステージだ。
結果や選択がメインの人生に繋がることはない。
もう会うことは無いと思っていました、と固有名詞に言ったら、「私は、貴女とはずっと続くと思っていますけど」と即答された。
連絡しすぎても迷惑でしょう、という言葉も食い気味に否定された。あまりに情けないチケット制の終焉である。
好きでもないのに会うなよなのか、好きでもないのに会ってくださってありがとうございますなのかはわからないが、
どうして会ってくれたんですか、って尋ねたときに毎回「まあ、暇なもんで」って言われるのが全てなのだと思う。
気になっている女性の話をした後に、平気で「また、そのうち」って言うの、どうでもいい一生恋愛対象に入らない人間に対する態度そのものなんだよな。
都合の良い存在でいい、また万が一会えればそれで、と願ったはずだ。
その願いがもういいやになることがあるのか、いつそうなるのかわからないが、何となく先が見える瞬間があるような気がする。
それでも、一生のお願いの果てみたいなこの関係を手放すことは、今の自分にはまだできそうもない。